療育診療とは
島田療育センターは、1961年(昭和36年)に日本で最初の重症心身障害児施設として開設されました。
医療法による病院であると同時に、児童福祉法による生活の場であるために、医師や看護師をはじめ、リハビリスタッフ、保育士、介護福祉士などのたくさんの専門職が協力し、医療ならびに各種リハビリテーション、生活援助、様々な活動や教育を通じて、一人一人の機能や能力の向上と維持を図り、社会の一員として生活していくことを目的に、日々の療育を行っています。
療育診療の初診を待機中の方へ
当施設では、外来利用者の増加により、初診の待機期間が長く、再診も取りにくくなっております。また、既に初診待機中の皆様におかれましては、初診のお電話を頂いた際にお伝えしていた待機期間よりも更にお待ち頂いており、大変ご迷惑をおかけしております。
療育診療の受診をご希望の方へ
当施設では、外来利用児者の増加により、初診の待機期間が長く、再診も取りにくくなっており、大変ご迷惑をおかけしております。
従いまして、当面の間、療育外来初診受付を八王子市内在住の方に限らせていただきます。
※『保健センターやかかりつけ医、療育機関などから運動発達の遅れについて理学療法を進められた方』は八王子市以外の方の受け付けも行っております。お問い合わせください。
現在、初診希望のお電話をいただいてから診察までは、5~6か月以上先となりますことをご了承ください。(令和6年11月現在)
※重症心身障害児者の方につきましては、別途調整となりますので医療福祉相談科へご相談ください。
(島田療育センターはちおうじ 所長)
療育診療の外来診療時間について
障害のある乳幼児や児童に対して、医学的診断・評価・指導等を行います。
また、専門職が参加する摂食外来や補装具外来などの特殊外来も行っています。
療育診療 初診受付時間
午前10時00分~12時00分
午後15時30分~17時00分
※初診の方は、療育診療予約のページをご覧いただき、お電話にて診療のお申し込みを行ってください。
※すべて完全予約制となっております。
療育診療時間と診療内容について
神経小児科 |
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診療内容 | |||||
神経小児科では、小児神経疾患を持つ小児の診療を行っています。 具体的には、重症心身障害児者、脳性麻痺、発達障害、精神遅滞、脳・脊髄の奇形、変性疾患、筋疾患、学習障害など多岐にわたります。 その中でもリハビリテーションなどの指示を出し、各職種と連携して生活の質を高めていくことを目標にしています。 |
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児童精神科 |
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診療内容 | |||||
児童精神科では、①多動・不注意などの行動の特性、②対人関係の不器用さ、遊びの発達の遅れなどの社会性の問題、③学習の苦手さに関連する認知の特性、④不安・イライラ・気分の変動などの情緒の特性により生活のしにくさが生じているお子さんのご相談に応じています。初診申し込み時に時に小学生までの方を対象としています。 |
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リハビリテーション科 |
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診療内容 | |||||
身体面、精神面を総合的に評価し、今後のリハビリテーション指導の計画を立て各療法士と連携して支援します。
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摂食外来 |
診療日・時間 | ||||
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診療内容 | |||||
「口から上手に食べられない」「離乳がすすまない」「むせてしまう」など、お食事に関するご相談に応じます。 「おいしく、楽しく、安全に」お食事できるよう、医師、言語聴覚士(ST),理学療法士(PT)が、ご一緒に考えていきます。 当日は、普段の様子をお聞きしながら、実際に食事の様子を見させていただき、適切な介助方法やたべものの固さなどをアドバイスさせていただきます。 |
※すべて完全予約制となっております。
※臨時休診の場合もありますので、詳細は診療予定表をご参照ください。
読み書き外来のご案内
この外来は、読み書きに困難さのあるお子さんの、読み書きの状態を確認して、その原因を探り、お子さんに合った学習方法を一緒に見つけていく専門外来です。
可能な限り担任の先生からお話を伺い、学校での様子を把握させていただき、お子さんに合った学習方法を、医療、教育の両方から一緒に考えていきます。
●対象
小学1~3年生で読み書きに困難さを感じているお子さん(八王子市内在住の方)
【こんなお子さんはいませんか?】
□ ひらがなを十分に読めていない
□ 練習をしているが、読める文字がなかなか増えない
□ ひらがなは読めるようになったが、1つ1つ読む逐次読みが中心
□ 特殊音節(拗音:きゃ、きゅ、きょ など)はなかなか読めない
□ ひらがなが書けない
●当日スタッフ:医師、言語聴覚士
※後日改めて、公認心理師や作業療法士により、読み書きや運動の状態について評価を行う場合があります。
●読み書き外来の流れ:下記を参照
※注意※
コーディネーター面接にてご相談内容をうかがってから、『読み書き外来』での受診を決めさせて頂きます。
ご相談内容によっては通常の『療育外来』の受診をお勧めすることもありますので、ご承知おきください。
まずは下記までご連絡ください
島田療育センターはちおうじ 医療福祉相談科
(平日 10:00-12:00 / 15:30-17:00)
Tel:042-634-9559
読み書き外来受診方法と受診後の流れについて
(2022/8/19修正)
- 電話受付
- ・医療福祉相談科へご連絡ください(TEL:042-634-9559)
「読み書きについての相談」「学習の相談」とお伝えください
(対象:小学校1~3年生) - コーディネーター面談
- ・担当コーディネーターと面談を行います
・事前に送付いたしました外来質問用紙をご記入の上、お持ちください - 読み書き外来受診決定
- ・担当コーディネーターより受診日についてのご連絡をいたします
・担任の先生にご記入いただくチェックリストを郵送にてお渡ししますので、担任の先生へお渡しください ※返信用封筒が同封されていますので、記入が終わり次第送付していただきます
・お子様の状態等によっては、読み書き外来ではなく、通常の療育外来をご案内する場合もございます。ご承知おきください - 初回診察 ~読み書き外来受診~
- ・医師による診察を行います
・お子様には読み書きのスクリーニング検査などを行います(担当:言語聴覚士)
→当日の結果を簡単にまとめてお伝えします(書面でもお渡しします。実費負担はありません)
→希望される方には、担任の先生宛てに医師意見書をお書きします(※有料:2,200円) - 検査 ~読み書きの状態について詳細な評価~
- ・知能検査や読み書きに関連する検査を行います 2~3回(担当:公認心理師)
・書字や運動機能に関連する検査を行う場合もあります 2~3回(担当:作業療法士) - 再診 ~検査結果フィードバック~
- ・医師より検査結果について説明を行います
(※ 書面でのお渡しをご希望の場合は有料:3,300円)
・その後も外来にて3か月に1回程度フォローいたします - その他の支援
- ご本人、ご家族のご希望に応じて以下のサポートがあります。学校の先生の同席も可能です
・検査担当による検査結果の具体的な説明および、支援方法についての相談
・タブレットなど、デジタル機器の使用に関する相談
・使いやすい文房具についての相談
※担任の先生が連携をご希望の場合は、担当コーディネーターまでご連絡ください
WISC外来のご案内
【対象】
*以下すべてに該当する方
□ 療育初診の待機中、又はこれから受診しようと思っている方、受診しようかどうか悩んでいる方
□ 小学校1年生以上
□ 過去2年間でWISC検査を受けていない
□ 他機関でWISC検査の予定がない
【実施曜日・時間】
第一火曜日、第二水曜日、第三木曜日、第四金曜日。いずれも8時50分受付となります。
【WISC外来の流れ】
① 医療福祉相談科へご連絡ください(TEL:042-634-9559)。「WISC外来」とお伝えください。
② コーディネーター面談がお済の方には、WISC外来の受診日の連絡をします。面談がお済でない方は、面談後WISC外来の受診日の連絡をします。
【実施当日の流れ】
① 医師の診察(お子さんが検査を受けられそうか意思確認を行います)。10分程度です。
② 公認心理師の検査、45分~90分程度です(集中力が短いお子さんや、ゆっくり考えることを好むお子さんは時間が長くなることがあります)。
③ お会計
【書類発行までの流れ】
検査実施から約1カ月後に結果を報告し、同日に書類を発行(『情報提供書』)します。
*保護者のみの来院
【料金】
診察や検査実施および検査報告の面接に関しては保険診療内で実施します。
書類発行には文書料金(3,300円)がかかります。
□ 以下の場合は、無理に検査を実施すると数値が低くなりやすいため、通常の初診で検査に取り組めるかどうかを医師が判断する流れとなります。
- 初対面で緊張が強かったり、保護者と離れるのが難しいお子さん(検査はお子さん一人で受けます)。
- 検査を受けることに抵抗があるお子さん(検査は勉強に近いような課題を複数行います)。
□ 当センターでの検査実施のスケジュールでは教育委員会に提出する期限まで間に合わない場合は他機関での検査をご検討ください。
□ 低学年のお子さんは検査が複数回になる場合があります。
*お問い合わせ先*
島田療育センターはちおうじ 医療福祉相談科 TEL:042-634-9559