数―数えてみよう
今回のテーマは数です。
鋭い方は
「あれ?ことばのブログで数?」
「数もことばなの?」
と思われたかもしれませんね。
実は「いち、に、さん、よん…」というのは数詞と言われ、
数を表すことば なのです。
ことばの世界って広いですね。
数と聞くと、算数を思い浮かべて
「何だか難しそう」
「学校に入ってから学べばいいのでは…」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
子どもたちの姿をみてみると、
「何歳?」と歳を聞かれることで 数を意識したり、
お菓子を2個もらうより 3個もらった方がうれしかったりと
学校に入る前から生活の中で 数とかかわり、数の理解を深めていきます。
前置きが長くなりましたが、 本題『数えてみよう』についてのお話です。
数を数える方法は様々なのですが、
今回は目の前にある物がいくつあるか
1つずつ数える上げることについて考えてみましょう。
一般に数を数えられるようになるためには
数(数詞)が唱えられるようになり、
数詞と物が一対一で対応づけられるようになること
が重要で①から②へと発達していきます。
では「1、2、3、5、6」のように 途中で数を抜かしたりすることなく 安定して数を唱えられることが大切です。
まだ「いち、に、さん…」と 10まで数を唱えるのが難しいお子さんは
まず1から3まで
次は1から5まで
それができれば1から8
そして1から10まで などと、
少しずつ長くして 覚えて唱えられるように できるとよいと思います。
お風呂の中や車の移動時間などで 数を唱えてみたり、
数字に興味のあるお子さんとは 数字をみながら数を唱えてみたりと
生活の中でお子さんに合わせて されてみるとよいと思います。
参考文献
子どもは数をどのように理解しているか 吉田甫 著 新曜社 特別支援教育の理論と実践 Ⅱ指導 竹田契一 編 金剛出版
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