スイッチとコミュニケーション機器を揃えた部屋、ピコピコルーム
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ピコピコルームでは、各種入力スイッチ、パソコン、タブレット、コミュニケーションエイドなどを揃えた部屋です。外来、セブンクローバー、入所利用問わず利用することができ、リハビリテーションの一環として、また病棟全体活動のツールとして利用することができます。
ピコピコルームとは
平成12年度、国から「障害児の情報バリアフリーを促進しIT革命による情報通信の利便を在宅の障害児が等しく享受できる環境づくりを進める」との通達があり、それに伴い東京都から補正予算が組まれました。これを受けて、当センターを利用されている方々(入所、外来)にパソコンを利用して、遊んだり、勉強していただくためのパソコン室を作ることになりました。
外来では、主にリハビリ訓練の道具としてピコピコルームの機器を利用しています。使い方は職種によって様々ですが、たとえば作業療法では細かい操作の練習に使ったり、言語療法や心理の訓練では因果関係の理解やコミュニケーション支援のために利用したりしています。パソコン、コミュニケーション機器に加え、最近では様々なアプリが使えるiPadも活用されています。
ピコピコルームの備品
パソコン、タブレット、各種スイッチ類を揃えており、外来訓練や病棟での活動で利用できるようにしています。
パソコンやコミュニケーション機器の操作に利用
押す、引く、触れる、握るなど様々な動作で使えるスイッチを揃えています。改造マウスや、おもちゃを動かすためのBDアダプタなどと組み合わせて使います。
自分の意思を伝えるために使う機器
音声を録音したり、合成音声を再生してメッセージを伝えるVOCA(Voice Output Communication Aid、音声出力式コミュニケーションエイド)です。ピコピコルームでは各種コミュニケーションエイドを揃え、リハビリ訓練や導入前の練習などに使えるようにしています。
大きいボタンで録音したメッセージを再生するビッグマック 複数のメッセージを順番に再生する、ステップバイステップ 複数のメッセージを順番に再生する、ステップバイステップ それぞれにメッセージを録音できる3個1セットの小型VOCA、トーキングブリックス イラストや写真を入れて使うシンボルタイプのVOCA、GoTalk4+ イラストや写真を入れて使うシンボルタイプのVOCA、GoTalk4+ 50音の文字盤から文字を入力し、合成音声で読み上げるトーキングエイドIT スイッチによるスキャン操作で文字を入力する、レッツチャット 直接操作、スイッチによるスキャン操作もできるチャットボックスDX ステップスキャン、オートスキャンで最大36個のメッセージを再生できるチッカディ
代替マウスやキーボード、スイッチをつなぐための入力装置
パソコンに接続する代替マウスや使いやすいキーボード、スイッチを接続するための入力装置です。入力装置とスイッチを接続することで、パソコンやおもちゃを動かすことができるようになります。
簡単操作で楽しめる機器
シンプルな操作で楽しめるiPadや、活動の際に役立つゲーム機を用意しています。ゲーム画面は、プロジェクタとスクリーンを使って大画面で楽しめます。パソコンはタッチパネルのものを多く用意し、ソフトと組み合わせて直感的な操作ができます。
ピコピコにゅーす
ピコピコルームの活動や、新しく導入した機器などの紹介を掲載しています。広報誌のページからご覧いただけます。