Q62 たくさんほめてくださいと言われますが、うまくほめられません

Q
たくさんほめてくださいと言われますが、うまくほめられません。
A

ほめるという行為は、“これをしていると、みんなが見てくれてうれしい”とか“またやってみようかな”と、お子さんが喜び、やる気や自信を引き出す手がかりとなります。ほめる行為は言葉だけではありません。好きな遊びやスキンシップを提供すること、笑顔での「ありがとう」の一言も、お子さんはほめられたと感じるかもしれません。

また、たくさんほめるためには、結果や成果だけではなく、自分から着替え始めた、悪戦苦闘しながら靴下をはこうと頑張っている、左右が逆でも初めて一人で靴が履けた、最初は嫌がっていたけれど、最後の1個だけはおもちゃを片付けたなど、自分からやろうとした、あきらめずに取り組んでいる、100パーセントの完成度ではなくてもやり遂げた、気持ちを切り替えて少しでも取り組んだ、といったお子さんの頑張りに注目してみましょう。

このような頑張りをたくさん見つけ、「○○しているんだね」と、お子さんに笑顔で話してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

(公認心理師 菊地 文)

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