- Q2語文がほとんど出ません。どうすれば文で話せるようになるのでしょうか?
- A
2語文で話す準備として、「バイバイ」や「おーい」等のやりとりで使うことばや、名詞や動詞等のことばをどれくらい知っているか、話せるかを確認してみましょう。「ブーブ バイバイ」「わんわん おーい」等は、普段のお子さんとのやりとりの中でみられやすい2語文ですね。一方で、「りんごを食べる」という文は「りんご」という名詞と「食べる」という動詞から成り立っており、知っている名詞や動詞が増えると、2語文で話しやすくなります。
お子さんが単語のみで伝えてくれた際は、大人がさりげなく、2語文でモデルを示してあげましょう。例えば、お子さんが「バス」と言ったら、「バスが来たね」と返してあげるのもいいですね。また、名詞と比べて動詞や形容詞が増えないと相談を受けることがあります。動詞や形容詞は、お子さんが実際に体験している場面で、身振りと一緒にことばかけをしてあげると、ことばと意味がつながりやすくなります。ぜひ、日々の関わりの中で意識してみてください。
(言語聴覚士 黒柳 絢太)