- Q縄跳びが全然とべません。どのように練習すればいいですか?
- A
年中・年長さんになると、多くの園で縄跳びに取り組むと聞きます。
そもそも縄跳びとは、ジャンプのリズムに合わせて両手で縄を回すという、手足で別々の動きをする複雑な運動です。その工程は、①縄を両手で持つ ②縄を回しその動きを目で追う ③タイミングよくジャンプし跳びこす の3つから成り、①~③を順序よく、タイミングよく行う力が必要です。ですので、まずは、縄を持ち続けられるか(握る力)、スムーズに回せるか(肩の柔軟性、力加減)、動きを追えるか(追視)、ジャンプが安定してできるか(跳躍力)、姿勢が崩れないか(体幹の力)を確認し、難しい動きがあれば一つずつ練習しみましょう。例えば、ジャンプが難しければ長縄跳びで跳びこすだけの練習をする、回し方がぎこちなければジャンプはせずに縄を前後に回すだけの練習をするなどです。そして、徐々に組み合わせる動きを増やし、一連の運動へとつなげていけるとよいと思います。
お子さん自身が少しでも前向きに練習できるよう小さな目標を掲げ、一つひとつ成功体験を積み上げていけるとよいですね。
(作業療法士 北川 伸尚 )