Q47 お座りがなかなかできないのですが、どうしたらよいでしょうか?

Q
お座りがなかなかできないのですが、どうしたらよいでしょうか?
A

母子手帳には、お座りができる目安が6・7ヶ月と書かれています。このお座りとは、介助で座れるというより、寝た状態から自身で起き上がって座れることを指します。座れる力は、手の発達やバランス反応の上達、身体がしっかりしてきた証拠でもあります。そして上の方にある物を見たい、触りたいという好奇心が育ち、うつ伏せより座って遊ぶ方が楽(=効率的)になり、運動発達や安定した姿勢を促します。

お座りが難しい方は、まず興味あるもの(人やオモチャ等)はあるか、手の使い方はどうか、(頭を打たないか、周囲に気を配れるか等)安全に寝返りやずり這いができるか等、前の段階の様子を確認してみましょう。子どもの発達は、ゆっくりだったり急に伸びたり前段階に戻ったり、と行ったり来たりすることがあります。その子の脳の中で、運動学習の整理や再構築されているとも言われています。ずり這いや座位、立位、歩行等は、プログラムされていることとはいえ、色々な要素が組み合わさっています。

子どもの成長については一人で悩まず、発達健診や相談機関等にどんどん相談してください。

(理学療法士 岸野 栄一)

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