- Q家事をしている時に、一緒に遊びたがるので、「終わったら遊んであげるから、待っていてね」と伝えるのですが、かんしゃくを起こしてしまいます。どうしたら待てるようになりますか?
- A
遊んであげられない場面はどのご家庭でもあると思います。そんな時にかんしゃくを起こされてしまうと、用事を済ませることもできないし、お子さんからも離れられなくてお互いイライラしてしまいますよね。
しかし、お子さんの立場からすると、“待つ”という言葉が具体的にどんなことをすればいいのかわからないのかもしれません。 また“終わったら”についても、具体的にいつまでなのかわかりにくい可能性があります。
そこで、“待つ”ことを具体的な事柄に置き換えて、例えば「絵本を読んでいてね」、「お絵かきしていてね」など、お子さんが一人でできる好きな遊びにして伝えてみましょう。
簡単なお手伝いをお願いするのもいいかもしれません。 次に時間ですが、時計が読めるお子さんには、前もって、“いつまで” を具体的な時間で伝えておくのがいいでしょう。 時計が読めないお子さんには、時計にシールや矢印を貼り、「長い針がシールのところまできたら、一緒に遊ぼうね」と目で見てわかるように、時間を伝えてあげることが大切です。
最初から長い時間待っていることは難しいので、まずは短い時間から始めて、徐々に時間を長くしていくこと、待っていられた時だけでなく、待っている間にも「一人でお絵かきできてえらいね」、「お手伝いじょうずね」とたくさん褒めてあげてましょう。
(心理判定員 菊地 文)