リハビリテーション
2022.06.16
療育の内容に応じて、各専門職が対応いたします
当センターでは、医師・療法士の診断・評価を元に策定したリハビリテーション計画に基づいて、各種リハビリと相談事業を実施しております。約50人のリハビリテーションスタッフが皆様の療育をサポートします。
リハビリテーション受け入れに関して
理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)、心理検査・相談の受け入れに関して
1.リハビリの利用に関して
評価・検査(以下評価)、各種訓練・相談(以下訓練)ともに医師の判断・指⽰のもとに実施されます。また、評価・訓練開始後も3か⽉毎の診察 が必要です。
OT訓練は年少からの開始となります。また、OT・STの定期訓練は原則として就学前までとさせていただいております。
2.他施設利用の方の評価・訓練について
近年、児童福祉法に基づき、障害者福祉サービス受給者証を利⽤して児童発達⽀援(療育)を提供する 機関(児童発達⽀援センター、児童発達⽀援事業所)が整備されてきたため、改めて当センターのリハ ビリテーション部⾨への受け⼊れルールを再構築いたしました。
(1) 評価は実施しております。
(2) 定期訓練は評価結果を踏まえて主治医が実施を検討いたしますが、他施設にてサービスを受けている方への訓練は行わない場合がございます。下記内容をご確認ください。
病院、医療型児童発達⽀援などで個別訓練・指導 を受けている⽅ |
同職種での訓練は行いません
例)他施設でOTの個別訓練を受けている方は当センターでOTの個別訓練は受けられない 等 ※他職種利用の場合でも、保険請求の関係上、同月内での訓練は行えません
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受給者証で旧通園施設または同等の通所施設や、児童発達支援を利⽤されている方 (例:すぎな愛育園、町⽥市⼦ども発達センター、ひまわり教室、幼稚園・保育園に併設された支援サービス、放課後デイサービスなど) |
評価の上検討 |
ご不明な点はお問い合わせください。
リハビリテーション各科のご紹介
その他のリハビリテーションサービス
理学療法科
病棟、外来、通所の利用者様を対象に理学療法訓練を行っています。身体所見の評価を行い、姿勢や運動を改善するため運動療法、運動発達の遅れに対して運動発達の促し、呼吸機能の問題に対して呼吸療法を行っています。通院が難しい利用者様には訪問リハを行っています。また、障害児者が日常生活をより過ごしやすくするため車椅子、座位保持装置、補装具等のアドバイスも医師と一緒に行っています。
<対象>
- 医療ケアが高い超・準超重症児者
- 脳性麻痺・二分脊椎・染色体異常・筋疾患等の肢体不自由児者
- 運動発達の遅れ
理学療法訓練の様子
作業療法科
遊びなどの活動を通して心身の発達を支援します。利用者様の基本的な動作能力や、社会適応する能力を獲得するため、様々な作業活動を通して「その人らしい生活」を支援していきます。当センターでは、食事や着替えなどの生活動作や、姿勢を含めた運動や手先の細かな操作につまづきがあるお子さんに対して、主に遊びを通して発達を支援していきます。また、遊びの中で見る・聴く・触るなどの感覚を養う活動を行い、お子さんが“やってみたい!”とチャレンジする気持ちを育てます。
<対象>
- 脳性麻痺・二分脊椎・染色体異常・筋疾患等の肢体不自由児者
- 発達の遅れ
- 食具や書字など、道具操作の困難さ
- 運動の苦手さや姿勢の崩れやすさ
作業療法訓練の様子
言語聴覚療法科
病棟、外来、通所の利用者様を対象として言語聴覚療法の評価・訓練を実施しています。主治医の指示のもと、聴覚(きこえ)、言語(ことば)・コミュニケーション、摂食・嚥下機能(食べること・飲み込むこと)に関する評価・検査を実施し、発達に合わせた言語・コミュニケーション、摂食・嚥下機能に関する訓練・フォローを実施しています。
<対象>
- 知的発達の遅れ
- 言語・コミュニケーションの発達の遅れ
- 読み書きに関する困難さ
- 発音の誤り
- 吃音
- 摂食・嚥下機能に関する困難さ、および発達の遅れ
言語聴覚療法訓練の様子
臨床心理科
病棟、外来、通所の利用者様を対象に、心理・発達評価、心理相談を実施しています。発達の状況や心の状態について、心理検査や行動観察、情報収集に基づき評価を行い、個々の状況に応じた支援の提供を行っています。支援内容は、利用者様のニーズやライフステージに応じ、発達の支援や社会的スキルの指導(SST)、不適切行動の軽減、学習支援、生活支援等多岐に渡ります。
ご本人だけでなく、保護者の方、地域の方々(幼稚園・保育園や小中学校、学童等)に対して、以下に挙げたような事項について、ご相談をお受けしています。
- 発達全般
- 心の状態
- コミュニケーション
- 気持ちや行動のコントロール
- 集団参加
- 不登校支援
- 対人関係(友人、家族等)
- 学習のつまずき
- 眼球運動・視覚認知
- 余暇支援 等
心理指導の様子
その他のリハビリテーションサービス
ダウン症乳幼児グループ指導 「ほっぺグループ」
「親子で楽しみ」「励まし合い」「少し勉強をして」大きな集団に入るまでのステップに。多摩市から助成金をいただき、活動をしています。
グループの目的
- 遊びの中で人とかかわる力や感覚・運動の発達を促す
- 食べる力を伸ばす
- 保護者の方の交流の場
指導期間
5月~翌年3月(基本的に第2・4火曜日)
グループ概要
対象 | 生後10ヶ月から年少未満までのダウン症のお子さん |
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時間 | 9時30分~11時頃 |
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内容 | 親子遊び、感覚運動遊び(夏期にはプール指導)、摂食指導、 勉強会(コミュニケーション・お食事・栄養など年に3回程度) |
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費用 | 医療保険の適応となっており、実費負担はありません。 |
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場所 | 島田療育センター デイケアセンター1階 集団訓練室 または 厚生棟研修室 |
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持ち物 | スプーン、コップ、タオル、エプロンなど(おやつを食べるのに必要な物) |
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服装 | 親子ともに動きやすい服装 |
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スタッフ | グループ担当医師1名(医療面をサポートします) 言語聴覚士5名(ことばや食事についてサポートします) 理学療法士(夏期のプール指導において介助方法をお伝えします) ケースワーカー3名(参加の相談や運営に関するサポートをします) |
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活動の内容
集団遊び | 手遊び歌やペープサートなどやりとり遊びを通して、インストラクターやお友だちに注目するなど集団に参加する基盤をつくっていきます。 |
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感覚運動遊び | 親子で体操や感覚・運動遊びなど体を動かします。 夏期にはプール指導も予定しています。 |
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摂食指導 | 保護者の方とスタッフがお子さんの食べる時の姿勢や口の動きを観察し、食べることについての心配事や疑問について話し合います。 |
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※ 必要に応じてほっぺグループの他にPT(理学療法)やST(言語聴覚療法)など個別指導を行うことがあります。 医療制度上、ほっぺグループとST個別指導を同日に受けていただくことはできません。 ST個別指導がほっぺグループと同日の場合は、個別担当者と指導日の調整をお願いいたします。
ほっぺグループの様子
お申込み
参加前に一度グループの見学をしていただいております。
参加ご希望の方は、支援部 医療相談担当までご連絡ください。
見学後、当センター主治医の指示が必要となります。
グループ当日
受付でファイルを受け取り、問診票で健康チェックをお受けになってからお越しください。
お問い合わせ
支援部 医療相談担当
電話 042-374-2607(直通) (土日祝日を除く 9:30~17:00)
セブンクローバー(自費サービス・地域サービス)
発達支援センターセブンクローバーは、発達検査や各種個別相談を医師の診察を経ずにご利用いただけるシステムです。
各種グループ指導や講習会、地域への支援などはセブンクローバーの事業として実施しております。
在宅の方へのサービス
訪問サービス「ライフケアしまだ」では、現在入院中でこれから医療ケアをともないながら在宅生活へ移られるご予定の方、またそのようなご希望をお持ちの方、ご本人やご家族のご事情により通院が大変でお困りの方などにむけて、訪問サービスを提供しています。今おかかりの医療機関やその他の関係機関と連携しながら、ご本人およびご家族のおすまいでの生活をサポートします。