ICT機器と遊び ”私もゲームがしたい”
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概要
日時 | 2025年2月8日(土) 13:00~16:15 |
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実施方法 | オンライン配信(Zoomウェビナーを使用したオンライン講義) |
定 員 | 450名(先着順・要事前申し込み) |
参加費 | 無料 |
ポスター
スケジュール
- 13:00第1部 座長の挨拶 シンポジウムへの思い
久保田 雅也(島田療育センター 院長)
- 13:35第2部 講演
神田 水太
(島田療育センター リハ工学士) - 14:00
矢﨑 寛子 氏
(外来利用者様の保護者) - 14:30基調講演
伊藤 史人 氏
(島根大学総合理工学部機械・電気電子工学科 助教/博士(ソフトウェア情報学)) - 15:35質疑応答(パネルディスカッション)
- 16:10まとめ・終わりの挨拶
講師紹介
伊藤 史人 氏
助教/博士(ソフトウェア情報学)
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プロフィール
1975年東京都出身。岩手大学工学部機械工学科中退。
大学発ベンチャー設立、民間企業での医療用システムの研究開発、岩手県立大学ソフトウェア情報学研究科での社会人&学生生活、一橋大学助教を経て現職。
専門は、医用画像処理、情報システムおよび福祉情報工学。
バリアフリーマップWheeLog!(ウィーログ)の最高技術責任者、重度障害児支援システムEyeMoT(アイモット)の開発者。
Googleインパクトチャレンジグランプリ(2005年)・島根大学研究賞および教育賞(2018年・2022年)・NHK日本賞(2017年)・岩佐賞(2023年)。
2017年より肺がんステージ4。
矢﨑 寛子 氏
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プロフィール
重度心身障害児の子育てをしています。
娘は、染色体異常の18トリソミー症候群で、特別支援学校の中学1年生です。
全介助で胃瘻から栄養摂取しています。
大変なことも色々とありますが、娘と共に楽しい生活を送れたらと日々過ごしています。
娘・矢﨑 友香さんの作品
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お母様からは、「友香さんが自由に表現して作品を作れることがハピネス」という想いを伺いました。こちらの作品は、伊藤史人先生が開発されたアイモットを使用して作りました。弾けるような躍動感や彩りの賑やかさから、友香さんの若々しい力を感じます。鑑賞した人も元気になれる作品です。
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お母様から「回を重ねるごとに絵が出来上がっていく、制作過程を知ってもらいたい」という想いを伺った作品です。左上、右上、左下、右下の順で4回に分けて作り、すべて合わせてひとつの作品です。回を積み重ねるごとに画面全体に視線を行き来させ、華やかなアートを完成させました。一歩ずつ着実に進む、成長といった意味がある「ステップバイステップ」が作品名です。
神田 水太
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プロフィール
2007年より島田療育センターに勤務。パソコンやIT知識を活かして、当センター「ピコピコルーム」の委員会メンバーとして参加。現在はピコピコルームの運営管理を担当。当センターオリジナルサービスである「ピコケア」では、利用者様の希望に合わせた機器の体験なや操作練習、スイッチの制作やおもちゃの改造などにも対応している。
お申し込み
以下のボタンからZoomのサイトに移動し、申し込みをお願いします。
- Zoomを利用したオンライン形式の講演会です。PC、タブレット端末、スマートフォンでご視聴いただけます。
- ご視聴にはインターネット環境が必要です。受講に伴う通信料は受講者負担となります。
- 講演会URLの転送や開示、また講演会の録画録音、撮影行為はお控えくださいますようお願い申し上げます。
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ICT機器は教育・福祉・生活場面でも開発・利用が進み、重症児施設においても新たな「遊び」が考えられ、新たな潮流の出現といってもよい。当センターではICT機器を使用した「遊び」に特化した外来を設置し、
臥床状態+コミュニケーション困難な患者に様々なシステムで描画、ゲーム、楽器演奏などを文字通り遊びながら行っている。生活の基盤である「食う寝る遊ぶ」の中で重症児者は生きるのに精いっぱいで遊びは思うに任せないが、その中で如何にして皆で遊ぶか考えたい。