児童精神科医
島田療育センター医務部児童精神科のご案内です
児童精神科科長の野村です。
当センターでは児童精神科の開設以来、下の様な方針で運営を続けてきました。
児童精神科の運営方針
- 出身医局等に制限を設けず、小児科医も精神科医も研修を受け入れる。
- 療育センター内にある児童精神科であることを最大限生かし、リハビリ・心理スタッフやソーシャルワーカーと協働し、多角的な診療・教育体制を取る。
- 民間病院にあっても、教育の機会を重視・確保する。
- 診療にかかわる医師が短期間で燃え尽きず、外来に訪れるお子さんたちや保護者の方たちとともに無理なく成長していくため、仕事量の配分をこまめに調整する。
- 当センターから児童精神科領域の新しいエビデンスが生まれるよう、臨床研究を奨励する。
近年では慶應義塾大学や杏林大学等と連携し、子どものこころ専門医制度における研修施設群を形成し、その基幹施設としても活動しています。
当センターでの研修・診療にご興味のある方は下のお申込み・お問合わせからお気軽にお問い合わせください。
児童精神科の主な活動実績
The Journal of Child Psychology and Psychiatryに当センターでの研究が掲載されました
2024年4月に、当センターの外来を利用されている方々に多数ご参加いただいた慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室をはじめとする多数の研究機関との共同研究の結果が査読ありの英文学術誌であるThe Journal of Child Psychology and Psychiatry誌に掲載されました。
オープンアクセスとなっており、リンク先から自由にお読みいただけます。
ASDおよびADHDをお持ちのお子さんやそのきょうだいの方などに多数ご参加いただき、食事の多様性や腸内細菌の多様性について横断的に調査しました。ご協力いただき、誠にありがとうございました。
Journal of Medical Internet Researchに当センターを含めた多施設共同研究の結果が掲載されました
2024年2月に、当センターの外来を利用されている方々に多数ご参加いただいた多施設共同研究の結果が査読ありの英文学術誌であるJournal of Medical Internet Research誌に掲載されました。
本文中にもあります(オープンアクセスとなっており、リンク先から自由にお読みいただけます)が、全75名の参加者のうち、実に44名が当センターに通院中の方々です。研究にご協力いただき、誠にありがとうございました。
なお、この研究の成果については慶應義塾大学医学部および株式会社MICINよりプレスリリースが出されています。
PLOS ONE誌に当センターで行われた調査の結果が掲載されました
2021年11月、査読ありの英文学術誌であるPLOS ONE誌に当センターで行われた調査の結果が掲載されました。
(オープンアクセスとなっており、リンク先から自由にお読みいただけます)
書籍「精神科治療学」に記事が掲載されました
療育センターで精神科医が期待に応える術と心得 野村 健介
書籍「週刊日本医事新報 5247号」に記事が掲載されました
連載 [私の治療] 注意欠如・多動症(ADHD) 野村 健介
書籍「臨床精神薬理」に記事が掲載されました
星和書店社から発行されている月間臨床精神薬理 2019年8月号[第22巻08号]、2019年10月号[第22巻10号]、2020年4月号[第23巻4号]、2024年12月号[第27巻12号]において、当センターの医師が原稿を執筆しました。
【特集:精神疾患の寛解・回復後、症状消失後の治療ストラテジー】
ADHD診療における回復後の薬物維持療法と減薬・休薬の基準
飯野 彰人,野村 健介
(2019年8月30日 掲載)
【特集:精神刺激薬と依存・乱用】
ADHD治療薬の乱用・依存の早期発見と対応
稲見 浩太,野村 健介
(2019年10月28日 掲載)
【特集:向精神薬は脳内で実際に何をしているのか?】
ADHD治療薬は実際に何をしているのか? 小児・青年期と成人期でどこが違うのか?
黒川 駿哉,野村 健介
(2020年9月1日 掲載)
【特集:神経発達症群の治療におけるオフラベル使用を考える】
神経発達症群の治療におけるオフラベル使用を考える
野村 健介
(2024年11月26日 掲載)
オンライン診療を用いた重症度評価に関する研究へ協力しています
慶應義塾大学 殿町先端研究教育連携スクエア(所在地:神奈川県川崎市)と株式会社MICIN(マイシン、本社:東京都千代田区、以下MICIN)が国内の診療におけるデジタルツールの活用・導入に向け、神経発達症(注意欠如・多動症、自閉スペクトラム症)を持つお子さんと親御さんを対象にオンライン診療を用いた重症度評価の信頼性を検討する臨床研究を開始しました。
当センターの児童精神科は上記臨床研究に協力しています。(2020年8月28日 掲載)
書籍「小児内科」に論文が掲載されました
東京医学社から発行されている小児内科51巻12号において、当センターの医師の論文が掲載されました。
【現代の子どもの心の問題 】
行動上の問題,あるいは「問題行動」―他害,破壊行為,嘘,窃盗など
野村 健介
(2019年12月16日 掲載)
Yahoo!ニュース特集「深層クローズアップ」に取り上げられました
平成29年5月19日(金)に、Yahoo!ニュース特集「深層クローズアップ」の、「発達障害のわが子と生きる 不安を越えた『母』」という記事に、島田療育センターが取り上げられました。
(2017年5月掲載)
書籍「調剤と情報」に記事が掲載されました
じほう社から発行されている調剤と情報 2017年6月号[vol.23 No.8]において、小児神経・精神疾患についての特集が組まれ、当センターの医師2名も原稿を執筆しました。
株式会社じほう:調剤と情報
ADHD診療における回復後の薬物維持療法と減薬・休薬の基準
飯野 彰人,野村 健介
応募方法
見学も受け付けております。 まずは、以下にお電話でお問い合わせ下さい。
募集職種 | 児童精神科医 |
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採用人数 | 若干名 |
応募資格 | 常勤医(初期臨床研修修了者) 小児科、精神科、児童精神科 ※当センターの専門分野における経験の有無は問いません。 |
勤務地 | 島田療育センター(多摩市中沢1-31-1) |
業務内容 | 病棟診療、外来診療(小児期に発症した神経疾患、神経筋疾患の患者さんを対象に診療しております。)、地域支援(発達健診、学校等への巡回相談、特別支援学校の指導医、健診等) |
給与体系 | 当法人規定により支給、賞与年2回、昇給年1回 |
勤務体制 | 日勤 9:00~17:45 週4日 (32時間)勤務 当直、日直 月3~5回程度 |
社会保障 | 年末年始 6日夏季休暇 3日休日 4週8休制、祝日休あり社保完備 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険 |
その他 | 専門医: 日本小児神経学会 小児神経専門医 研修認定施設 日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション科専門医 研修施設 慶應義塾大学病院精神神経科専門研修プログラム研修連携施設 日本臨床精神神経薬理学会 臨床精神神経薬理学研修施設 子どものこころ専門医制度 研修基幹施設 |