数―数えてみよう

2014年11月26日ことば

今回のテーマは数です。

 

鋭い方は

「あれ?ことばのブログで数?」

「数もことばなの?」

と思われたかもしれませんね。

 

実は「いち、に、さん、よん…」というのは数詞と言われ、

数を表すことば なのです。

ことばの世界って広いですね。

 

数と聞くと、算数を思い浮かべて

「何だか難しそう」

「学校に入ってから学べばいいのでは…」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

子どもたちの姿をみてみると、

「何歳?」と歳を聞かれることで  数を意識したり、

お菓子を2個もらうより 3個もらった方がうれしかったりと

学校に入る前から生活の中で  数とかかわり、数の理解を深めていきます。

 

前置きが長くなりましたが、 本題『数えてみよう』についてのお話です。

 

 

数を数える方法は様々なのですが、

今回は目の前にある物がいくつあるか

1つずつ数える上げることについて考えてみましょう。

 

一般に数を数えられるようになるためには

 数(数詞)が唱えられるようになり、

 数詞と物が一対一で対応づけられるようになること

が重要で①から②へと発達していきます。

 

では「1、2、3、5、6」のように 途中で数を抜かしたりすることなく 安定して数を唱えられることが大切です。

まだ「いち、に、さん…」と 10まで数を唱えるのが難しいお子さんは

まず1から3まで

次は1から5まで

それができれば1から8

そして1から10まで などと、

少しずつ長くして 覚えて唱えられるように できるとよいと思います。

 

 

お風呂の中や車の移動時間などで 数を唱えてみたり、

数字に興味のあるお子さんとは 数字をみながら数を唱えてみたりと

生活の中でお子さんに合わせて されてみるとよいと思います。

 

 

参考文献

子どもは数をどのように理解しているか   吉田甫 著  新曜社 特別支援教育の理論と実践 Ⅱ指導    竹田契一 編  金剛出版

執筆者 言語聴覚療法科 石川

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