小学生グループ指導「S-フレンズ」第9回目のご紹介(2023.10.25)
こんにちは、支援部セブンクローバー窓口担当です。今回は10月25日に行われたS-フレンズの活動の様子をお伝えします😀
小学生グループ指導「S-フレンズ」とは?
小学校での集団活動に「もっとうまく参加したい」「お友だちとの関わりがもっと上手になりたい」という小学生のお子さんを対象として、ゲーム・遊び、設定課題を通じて社会的スキルをを育むソーシャルスキルトレーニング(SST)を行うグループです。おもに当センターの公認心理師が指導にあたります。
第9回目の活動内容
- はじめの会
- がんばりポイントの説明
- ウソ当て相談
- となりのステッキ
- 終わりの会
本日は学級閉鎖などの影響でお休みのお子さんが多く、いつもより少ない人数で活動を行いました😀
活動のご紹介~となりのステッキ~
本日は「となりのステッキ」をご紹介します。
(写真はミーティングでスタッフが試した様子です。)
①それぞれが定位置につき、棒をステッキのように地面に立てて持ちます。
②かけ声に合わせて、自分の棒を離し、隣の人の棒をキャッチします。(それぞれ自分の左側に移動します。)
ゲームでは、棒を倒さずに、何回キャッチできるかに挑戦します。
試したスタッフによると、自分の棒を次の人に渡すことを意識しつつ、隣の棒をキャッチすることが難しかったとのこと😱
めあて「友だちと身体の動きを合わせること」をお子さんにお伝えして開始です。
1回目は7回、2回目は13回、3回目は15回!
活動中は、「上手に出来るようにするにはどうしたらいいと思う?」というスタッフの問いに、お子さんから意見もでていました。
また、めあてを忘れないようにお子さんと何度か確認しました。
すると、1回目のチャレンジから約2倍も続くようになりました👍
活動のねらい~となりのステッキ~
こういったゲームは一見すると、どこでも行われる活動のようですが、S-フレンズでは明確なねらい・目的をもって行っています。お子さんにお伝えした「友だちと身体の動きを合わせること」もそのひとつです。
- ルールを守って遊ぶこと
- チームで協力すること
- 自分と他者の身体への意識を高め、相手と動きを合わせながら行動すること
- お友だちが失敗しても、にこにこ言葉を使えること
さいごに
今回の活動を見学して感じたことは、ルールやめあては、活動の前に一度だけお子さんに伝えるのではなく、取り組みの中にも確認することや、
「〇〇はダメだよ」「それちがうよ!」と言った注意や叱責ではなく、
大人が「ルールを確認しましょう」「どうしたらいいかな?」と声を掛けると、お子さん自身が、気がついたり考えることできるのだな、ということです。
S-フレンズで行うゲームは家庭でも出来るものもありますので、ご家族みんなで楽しまれるのもおすすめです😆
活動はいよいよ後期となりました。これからもS-フレンズでいっぽいっぽ、ソーシャルスキルを身に付けていきましょう😁