座る力を育てるために・・・「体あそび編」

セブンクローバー

こんにちは、にこにこグループです。

前回は座る力を育てるための、日頃からできる関わりについてお話しました。

今回は、その続きで、座る力を育てる「体あそび」をご紹介します。

 

☆筋力・持久力を育てる体あそび                                        

抱っこやおんぶでしがみつき・ぎったんばっこんなどの体あそびはおすすめです。

これらのあそびは、筋力や持久力を育てる遊びとして、とても良いと考えられています。

抱っこやおんぶあそびでは、自分でしがみついているかがポイントで、

ぎったんばっこんは、首がしっかり起きていることがポイントです。

11月のブログ 「よく転んじゃう、なんで?」にも、これらのあそびについて詳しく

載せていますので、読んでみて下さいね。

 

☆感知する力を育てるあそび  ~自分の体を意識する機会をつくることは有効です~ 

ららら・ぞうきん♪

ららら・ぞうきんのお歌に合わせながらお子さんの体をタッチするスキンシップ遊びです。

アイコンタクトを取りながら、触れる時はゆっくり、手のひら全体で触れましょう。

触られることに敏感なお子さんは、圧を加えながら触れてあげることもポイントです。

 

シーツブランコ            

お子さんの様子によって、寝転がって楽しんだり、座って楽しんだりしてみましょう。

揺れの強弱も変えられます。

無理はしないでくださいね。怖くなってしまっては、意味がありません。

1曲歌いながら楽しむのもいいですよ。

「はじまり」と「おわり」が分かりやすいので、お子さんも安心です。

一緒に楽しみながら、バランス感覚を育てましょう。

くぐりあそび(段ボール・シーツ               

物の大きさに合わせて、四つ這いでくぐったり、しゃがんでみたり。前に進むことが

上手になったら、後ろ向きで進んでみましょう。

手足の長さや体のサイズを知ることで見えない部分(背中やおしりなど)のイメージ

も育ちます。また、体を支える筋力もつきますよ。

この3つのあそびは実際のグループ活動でも取り入れています。

ららら・ぞうきん、シーツブランコは動画があります。是非、こちらをご参考に。

 

ららら・ぞうきん(ふれあい遊び)

 

シーツブランコ

 

飛行機のポーズ     

大人が仰向けに寝そべり、子どものお腹を足で支えます。その時、子どもは

手足をピーンと伸ばしていることがポイントです。いろんな角度に傾けると、子ども

の視線が変化し、体をまっすぐに保つことで体の向きの変化にも気づきやすくなります。

 

お布団の上でゴロゴロ

体が回る感覚やお布団の幅に合わせて回る経験を通じて、自然と自分の体の向きや

位置を意識するようになります。ゴールまで辿り着いたらお母さんとタッチ!

も楽しいですね。

クッション渡り    

クッションを並べて、その上を歩いたりジャンプで渡ったりしてみましょう。柔らかい素材なので

転んでも痛くないですね。クッションの幅を変化させることで難易度をお子さんに合わせる

こともできます。また、素材や歩幅に合わせて体の使い方が変わりますよね。

変化できるということは、感じ取れているということでもありますね。

いくつか紹介させて頂きました。まずは、お子さんが楽しめるあそびから始めましょう。

「色々、取り組んでみたけど・・・やっぱり心配」  というお父さま、お母さまは

専門家に相談してくださいね。

 

次回は、グループスタッフの言語聴覚士と公認心理師が

「はじめての場所が苦手なお子さんへの対応」というテーマで、お話したいと思います。ほっとした顔

執筆者 作業療法士 岩﨑 加代子

セブンクローバーグループ,動画,心理,活動,言語