年長児グループ指導 活動のご紹介(2023.12.22)
こんにちは。
支援部セブンクローバー担当です🍀
2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回のブログでは昨年12月22日に行われた、年長児グループ指導の活動の様子をお伝えします✨
「年長児グループ指導」とは?
集団生活を楽しく過ごすために必要な「着席する」「人のお話を聞く」「ルールを理解して守る」「その場に合った適切な行動をとる」などの大切なことを、小集団の中で練習をする、年長児さんを対象としたグループ指導です。
2023年度は、そらいろグループとみどりグループの2つのグループが活動をしています。
そらいろグループ第13回目の活動内容
今回の活動は…
①はじめの会
②机上遊び「みんなできめよう”クリスマスカード作り”」
③休憩・ミニコーナー「おみせやさん」
④運動活動「島わたり(スタンプラリー)」」
⑤おわりの会
活動のご紹介 ~「みんなできめよう”クリスマスカード作り”」~
お子さん2人、大人1人の合計3人で、クリスマスカードを作りに挑戦しました🎄
今回はいままで大人がやっていた司会の役割も、お子さんにやっていただきます。
写真にある手順で行います。
①まずは各自でクリスマスカードに貼る飾りを選びます。
かざり①とかざり②からそれぞれ1つずつ選びます。
②3人の中から司会を決めます。
③司会の質問に答えます。
司会 :□□くん、かざり①はどれがいいですか?
□□くん:ぼくは●●がいいなあ。
司会 :わかりました。
司会 :△△くん、かざり①はどれがいいですか?
△△くん:ぼくは●●がいいです。
司会 :わかりました。
司会:ぼくは●●がいいです。
みんなのいけんをまとめると、かざり①は●●にきまりです。
3人が同じ飾りを選んだ場合は、その飾りになりますが、全員がバラバラの意見の場合は、ジャンケンで、
2人が同じの場合は、多数決で決めます⚡
仕上がりのイメージです🎁
お子さんたちの様子
今回は司会決めからスタート。
スタッフが「~~くん、司会やってみる?」と問うと、はっきりとやりたくない、と気持ちを伝えるお子さんもいれば、
「う~ん」と下を向き躊躇いながらも引き受けてくれるお子さんも🍀
クリスマスカード作りは順調に進みました。
グループ13回目ということで、少しずつ話し合いの活動にも慣れてきて、
自分の意見を言ったり、人の話しを聞くことが上手になってきたようです✨
2つグループとの時間内に出来上がり、「見せて~」とお互いのカードに興味津々な場面のありました😀
さいごに🍀
このブログでは、スタッフの褒め方やお子さんの良い行動に対する働きかけや、お子さんの上手にできたことを中心にお伝えしていますが、
『お子さんの課題に対してどのようにスタッフが対応しているのか?』を知りたい方もいらっしゃると思いますので、
今回は課題に対する声掛けをお伝えします😊
出席でお名前を呼ばれた時、元気な声で「ハイ!」(ちょっと大きすぎる声)と発言したお子さんには、
声の大きさの表を指し示し、「声の大きさは?」と確認していました。
スタッフの話しを聞く場面で、活動とは無関係の声を出したり音を出すお子さんには、
その行動に大人が特別に注目をせず受け流していました。
また活動と関係はあるものの、自分の話しをしてしまうお子さんには、
「お話しを聞く時はどうするんだっけ?」と正しいやり方をお子さん自身が思い出すように声掛けをしていました。
そしてそういった指示の声掛けをしてお子さんがやってみたことに対して、
最後に「そうそう!」「いいね」「ありがとう」などの”褒める・認める”関わりをしてから終わらせていました。
スタッフの公認心理師によると、この指示の最後は褒める・認めるということがポイントだそうです😀👍
(※ これらの対応方法は、その時の状況や今回のお子さんの様子などから行ったもので、
全ての場合で適切な指導方法というご紹介ではございませんので、ご注意ください。)
最後に、今回はスタンプラリー形式でスタンプを集める活動もしました。(島わたりの活動です。)
相手と協力したり、ルールを守る意欲をアップさせることも、
年長児グループ指導のスタッフが大切にしていることです。