「相談支援センター しまだ」が開設されました!

2014年9月5日おしらせ

相談支援事業についてご紹介します。

平成24年4月より障害福祉サービスの利用には「サービス等利用計画」の作成が必要になりました。国は平成27年3月までには全ての障害をもった方への「サービス等利用計画」を作成することを方針としています。

この「サービス等利用計画」は、いわゆる老人福祉でいう「ケアプラン」にあたるもので、様々なサービスの利用を通して、本人やご家族の希望する生活の実現、目標の達成に向けて作成するものです。

「サービス等利用計画」の作成タイミングは、障害支援区分の認定やその有効期間の更新の前、サービス利用の受給決定やその更新の前とされますが、現在は経過措置期間とあって、区市町村によりだいぶ温度差があるようです。

作成の流れは、障害福祉サービスをこれから利用、またはすでに利用している利用者やご家族からのご依頼で相談支援事業者が契約の上で作成します。
まずご本人へのアセスメントがあり「サービス利用計画案」を作成・区市町村に提出し、審査会を経て問題がなければご本人にサービスの支給決定がされます。
その後は確定版である「サービス利用計画」の提出、定期的なモニタリング(継続サービス利用計画)などが繰り返されるわけです。作成した計画は、もちろんご本人やご家族の同意が前提となり、その都度計画は見直され、利用者様にとっていいものでなければなりません。
「サービス等利用計画」作成での利用者負担はありません、相談支援事業者に対してては若干の報酬があります。(1件 1,600単位、モニタリング 1件 1,300単位)

当法人では平成26年8月1日より、「指定特定相談支援事業」及び「障害児相談支援事業」を統括する「相談支援センターしまだ」を開設しました。
当センター法内事業の主たる対象者である重症心身障害をおもちの18歳以上の「療養介護」利用者、「生活介護」利用者、就学前の「児童発達支援センター」の児童、そしてそのご家族が、地域で安心して充実した生活を送るための支援をしたいと願っております。

現在、開設したばかりの「相談支援センターしまだ」には7名の相談支援専門員が配置されています。本事業は「サービス等利用計画」作成の他に「基本相談」も事業の柱となります。今後はその柱をしっかりと支援できる相談支援専門員の力量を高めていければと思います。

執筆者 相談支援センター しまだ 齊藤 美三男

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