EyeTracker5で視線入力
少し前の話になりますが、ピコピコルームに視線入力センサーのTobii EyeTracker 5(トビー アイトラッカー5)が仲間入りしました😃
こちらのセンサーは同社のEye Tracker 4Cに比べるとお値段は高くなってしまったのですが、検出の精度やヘッドトラッキング性能が向上しているとのこと。
今まではEye X ControllerとEye Tracker 4Cを使っていましたが、EyeXの方が完全に壊れてしまったので買い替えとなりました。
ドライバソフトの違いに注意が必要
今まで使っていたEye X ContollerやEyeTracker4Cとは、パソコンにセンサーを認識させるためのドライバソフトが違うことには注意が必要でした。
今まで使っていたパソコンにそのままインストールしたところ上手く認識してくれない状態になってしまい、結局片方を削除することになりました💦
2つのソフトを同居させることもできないようなので、ピコピコルームではパソコンごとに4C用、5用と分けて使っています。
Gaze TraceのON/OFFはできない
4Cのときはタスクトレイにある目のアイコンをクリックするとキャリブレーションや、視線の位置を表示する[Gaze Trace]が使えました。
5の方はというと、Tobii ExperienceというWindows用のアプリを用いる形に変更になっています。
また、視線の位置を表示する[Gaze Trace]はON/OFFはありません。
アプリを画面全面に出しているときは自動的に表示されますが、最小化してしまうと見えなくなってしまうので、ウィンドウを最小化せずに置いておくことで同様の結果を得ています💡
別の方法として、同じくTobii社のアプリ[Tobii Ghost]というものを使うことで視線の位置を表示できるようになるようなので、どちらかの方法で今までと同じように利用することができそうです。
上の画像でいうと、中央付近の青い丸い部分が視線の位置です。
こちらは好きな色に変えたり、塗りつぶしにしたり、ヒートマップにしたりということができるのも面白いです✨
主要な視線入力ソフトは問題なく動く
いつもお世話になっている視線入力練習ソフトのEye MotシリーズもEye Tracker 5に対応してくださっているので、今までと同じことは一通りできています。ヘッドトラッキング機能が強化されているそうなので、今までより安定した動作も期待できそうですね😀
EyeMotシリーズを配布しているポランの広場
視線入力の導入用とも言えるGame_00風船割りは、ピコピコルームの中でも非常によく使われています。
最近は的の絵を任意のものに変更する「Image Circle」で使うことも多く、使う方に合わせて表示する絵を切り替えたりして使ったりしています。
標準で入っている「風船」や「ぷよ」ではあまり反応がなかった方が、好きな写真やイラストを表示させたら反応が変わったという話も聞きますので、やはり目からの情報は大きいんだなと感じる日々です。👀
また、同じEyeMotシリーズの「センサリー」についても日々アップデートが繰り返されており、導入~注視の練習で活躍しています。
視線入力に取り組む目的は様々ですが、ここ数年外来・入所問わず人気のツールとなっていますので、これからも活用していきたいと思います。