平成24年度公開シンポジウム
2月11日の建国記念日に12回目となります「平成24年度 島田療育センター公開シンポジウム」を開催致しました。
今回は「ささえあおう 生活によりそう福祉・医療をめざして」というテーマを挙げ、「支援する側・される側」という垣根を外し 互いに「ささえあう」という視点に立って より相手を理解し、相互の力を引き出していけるような福祉・医療を考える機会になれば、と企画いたしました。
熊谷先生からは、脳性麻痺当事者としての立場から、ご自身の経験談や「“自立”とその元にある“自己決定”」、「independentからmulti-dependent」という考えについて、独創的で斬新な熊谷先生の見解を解りやすくお話しいただき、まさに目が開かれる思いがしました。
第2部では、地域で活躍されている福祉に関わりのある方々から、日々の活動やその中からの活発なご意見をお聞きすることができました。
その後先生方全員揃ってのディスカッションでは、会場からも積極的にご質問をいただき、活発な意見交換の場となりました。
参加された方々からは「目から鱗の発想だった」「自立の話が興味深かった」「もやもやしていたことが少しはっきりしてきた」等ご好評をいただきました。
講師の先生方から大きなヒントや励ましのメッセージをいただき、地域や施設、ご家庭で福祉や医療とつながる方々にとっても、私共にとっても、これからの支援を考えるにあたり、思考の転換と新たな課題を見い出す貴重な機会となりました。
今回も講師の先生方、ボランティアの方々を始め、多くの方のご協力でシンポジウムを無事開催できましたこと、心より感謝申し上げます。