ペアレントトレーニング前期参加者からの感想
発達支援センター[セブンクローバー]では、発達障害があるお子さんの行動を手助けする方法や、上手なほめ方、指示の仕方、困った行動への対応の仕方を学び、実践していただくご家族のための学習会「ペアレントトレーニング」(通称ペアトレ)を開催しています
年に2期開催しているペアレントトレーニングですが、先週の9月18日に前期の最終日を迎え、トレーニングの振り返りと修了式を行いました。
そして、参加された方にはこの4ヶ月間を振り返って感想文を書いていただきましたので、公開のご了承をいただいたものをご紹介させていただきます。
あっという間の4ヶ月でした。
私には自閉症と知的障害(中程度)を持つ小学校1年生の息子がいます。
主人は単身赴任で東京へは数週間に1回しか帰ってこれず。
日々眉間にシワを寄せ子育てしている自分がとても嫌でした。
そして子供も私の顔色を伺うようになっていました。
子供との仲が重い空気に包まれていたのです。
「このままではいけない」とずっと思っていたもののどうして良いのかわからず半年が過ぎて行きました。
そんな時、通院していた島田療育センターでペアレント教室のチラシを偶然見かけ
「悩んでいても何も変わらない」と、思い切って申し込みをしてみました。
毎回、座学とグループワークとホームワークを繰り返し行うのですが、
回を重ねる毎に子供と私の関係に温厚な雰囲気がジワジワと出来て行くのを感じました。
思えば、私は怒鳴り散らさなくなっていて子供も困った時には私へ知らせてくれるようになっていました。
受講前、私は子供の出来ない事を見る度に
「何度も教えているのに、出来ないなんて、困った子だな」
と思っていたのですが、それは全くの勘違いで
「私の願っている事がわからなくて、困っている子だったんだ」
という事に受講して初めて気がついたのです。いただいた、プリント教材は今でも私の財産です。
困った時や時間がある時等、見直すと気持ちがスーとします。
人に物を伝えたい時には、簡単なテクニックやタイミング、スモールステップのばらし方等、受講しなければ、知らずに通り過ぎていた技が沢山ありました。
でも決してどれも難しい事ではなく、相手が健常者の場合でも、使える人間関係のヒントのようです。
色々話の出来る友人も出来て、参加して本当に良かったと思いました。
半年後のフォロー講義が今からとても楽しみです。
先生方もお忙しい中、4ヶ月間大変お世話になりました。
これからも困った時にはお話させてください。
どうぞよろしくお願いします。川西 麻紀さま(25期)
ペアレントトレーニングの後期は11月から開始となります。
後期の申込みもまもなく締切となりますが、毎年前期・後期で実施をしておりますので、ご興味ご関心をお持ちの方はペアトレの受講をぜひご検討ください。