臨床検査技師のお仕事
以前(https://www.shimada-ryoiku.or.jp/pokke/everyday-466.html)も検査について少しお話しましたが、今回はもう少し詳しく臨床検査技師の仕事内容をご紹介します。
血液は固形成分である血球と液体成分である血清(又は血漿)に分けられます
血液は蛋白、脂質、糖、電解質、酵素など様々な成分から出来ていますが、これらは液体成分に含まれている事が多いため、採血した血液はまず固体と液体に分ける作業をします。
その為の機械がこちら遠心分離機
1分間に3000回転で5分遠心すると・・・
⇒
こうなります
一般的な生化学・免疫検査ではこの上の黄色い部分液体の部分を使います。
採血の時に数種類の採血管に分けられているところを見た事があると思います。
他に貧血状態などを見る一般的な血液検査は主に固形成分の方を使いますが、血液は放っておくと固まってしまいます。
そのため固形成分を知りたい時は血液が固まらないように抗凝固剤を使います。
けれど抗凝固剤は何種類もあり、目的とする検査に影響が出ないものを選択しなければいけません。その為、数種類の採血管が必要になる事があります。
他に生理検査室では脳波検査や心電図検査なども行っています