第48回マジカルトイボックスに出展してきました
7/13(土)に、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われたマジカルトイボックス第48回イベントに展示参加してきました。
島田療育センターピコピコルームは、例年スイッチやコミュニケーションツールを使っている”ユーザー”の立場で展示を行い、参加者の皆さんに活動の紹介を行っています。
今年は大きく分けて4つのものを展示しました。
視線入力 Tobii Eye Tracker 4C & Eye Mot 3D
数年前から人気上昇中の視線入力の体験をできるように用意しました。
使用しているのはTobii Eye Tracker 4Cと、Eye Mot 3Dです。
Eye Motは今回のセミナーで講師をされていた伊藤史人先生が制作した視線入力の練習用ソフトで、伊藤先生のブログ「ポランの広場」で無償公開されています。
当センターでも視線入力を体験したいという希望が増えており、その際に活用させていただいています!
今回は角度や高さの調節ができるように、モニタアームとセットで持っていきました。
例年展示しているものですが、初めて体験される方もいらしたので展示してよかったと思いました。
お値段も聞かれることが多かったのですが、センサー自体はAmazonで2万円くらい。
あとはそこそこの性能のパソコンがあれば、ソフトは無償で公開されています。
ソフトや使い方などはポランの広場に詳しく掲載されていますのでぜひご覧ください。
レクリエーションソフトTANO
こちらはピコピコルームで数年前から利用しているレクリエーションソフトで、MicrosoftのKinect(キネクト)という体の動きを読み取るセンサーを利用したソフトウェアです。
センサーの前に立つと、すぐに体の骨格(体幹、上肢、下肢)を認識し、画面内で動かすことができます。
展示では花火のゲームを使用しました。これは、空から降ってくる星を体で触れることで、夜空に花火が上がるというものです。しかも、手・肘・肩にはそれぞれ赤・黄・緑のマークが付いており、降ってくる星と同じ色の部位で触らないといけないので結構難しいです!
TANOは現在はTANOTECHで取り扱っているようですので、興味をお持ちの方サイトをご覧になってみてください。
ワンスイッチでマリオ
Nintendo WiiUのソフト「マリオメーカー」を使って、スイッチでマリオをジャンプさせるだけでクリアできるコースを体験していただきました。
スイッチは市販のワイヤレスコントローラを改造して、ジャンプボタンにスイッチジャックを取り付けています。
普通はコントローラを持って左右の移動やジャンプを組み合わせて楽しむゲームですが、今回は自動的にゴールの方に流れるコースを用意し、障害物をジャンプで乗り越えればマリオを楽しめるようにしています。
障害をお持ちの方も、きょうだいの方も一緒になって楽しんでいただけたのではないでしょうか?
スイッチでミニオンRC操作
当ブースの看板キャラクター的存在のミニオンくんです。
浮き輪のように空気で膨らませるタイプのラジコンで、高さ60cm以上と大きなサイズが特徴です。
コントローラーは前後と左右がそれぞれボタンになっているので、今回はこのコントローラーを改造して持っていきました。
全部の方向に動かそうと思うとスイッチが4つも必要になりますが、スイッチひとつで右回転だけとか、スイッチ2つで前進と右回転といった組み合わせでも十分に楽しんでいただけると思います。
当日は価格や改造の方法についてのお問い合わせが多かったので、販売元は記載しておきます。
改造については後日別記事で紹介しようと思いますが、改造すると保証もなくなってしまうので、あくまで自己責任でお願いします。
お値段は6,000円くらいです。
おまけ:リモートシャッターで写真撮影
以前ブログでも紹介した、ダイソーのリモートシャッターとiPadを持っていき、スイッチ操作で写真撮影ができることを紹介しました。
マジカルトイボックスは毎年夏と冬の年2回イベントを開催しています。
興味を持たれた方はぜひ一度参加してみてくださいね。
セミナー有料ですがとても勉強になりますし、無料の展示参加だけでもきっと新しい発見がありますよ!