作業療法のお話② ~ こんなことやってます; トランポリン
前回、作業療法の大まかなお話をさせていただきましたが、今回は、作業療法室にある遊具・教具などをご紹介しながら、こんなことやってます~・・をお伝えしていけたらと思います。
作業療法室で、目立つもの(笑)、よく使うものの中に、このトランポリンがあります。
1人でひたすらジャンプするもよし(でも、ケガなどがないよう必ず見守りのもとでやりましょう♪)、ご家族やセラピストと手をつないだり、一緒にジャンプしたりするのもいいですね。
そして、“だれとあそぶか”・・だけでなく、“どんなふうにあそぶか”・・も、いろいろ考えていくと、あそびかたの幅がどんどん広がっていくし、お子さんのこんな力を伸ばしていきたいな~という、目的にそったあそびを展開していくこともできるのです。
こんなふうに、トランポリンの上に枠を作って、はみ出さないように~というあそびにすると、からだがブレないよう動きをコントロールしたり、少し高度なバランスの練習になります。
両手を上げたままジャンプしてみよう~というあそびにすると(写真ではジャンプしていませんが・・・)、バランスを補うのに手を使いにくくなり、首やからだをよりがんばる練習にもなります。
ジャンプしながら“輪っか”入れをしよう~というあそびにすると、もっと高度なバランスと、目標をよく見て、タイミングよく手をつかう練習に♪
さて、片手と両手だと、どちらが輪を入れるのが難しいでしょうか?・・(笑)
やってみたいけど、ちょっとこわい、まだジャンプが不安定だったら、一緒に手をつないで、足をふんばる練習、ジャンプすることの楽しさも経験できますね。
シンプルに、座ったまま、寝たままで、ゆれる感覚を楽しむのも心地よいものです。
そして、
トランポリンでたくさんあそんだ後は、こころもからだもスッキリして、机上での取り組みが集中しやすくなったりするかもしれません~。
こんなふうに、目的にそった、いろいろなあそびを経験していく中で、お子さんの、こころとからだの成長を一緒に支援していくのが作業療法士のお仕事の1つなのです。
・・・というわけで、
今回はトランポリンを例に、作業療法でやっていることのお話をさせていただきました。
機会があれば、また違うお話もできたらと思います~。
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