マジカルトイボックス第53回イベントに出展してきました

島田の日常

去る7月20日(土)に、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われたマジカルトイボックス第53回イベントにの機器展示に参加してきました。

島田療育センターは例年ユーザーの立場として活用事例の紹介を展示しています。
今回は、最近ピコピコルームで新たに導入した機器や活動から4つ紹介してきました。

展示内容

COSMO EXCEL

今年の5月に導入したばかりの「COSMOコスモ EXCELエクセル」を展示してきました。
COSMO EXCELはiPadと組み合わせて利用するボタン型の療育機器で、最大6個のボタンを操作して利用します。

光った順番通りに押す、光ったボタンを素早く押す、全部が同じ色になるように押す…など楽しみながら取り組める内容になっています。(販売をされているブースにも展示されていたので、会場全体でいくつも並んでいました😅)

「わいわい文庫」をオリジナルのポータルサイトで利用

伊藤忠記念財団さんが提供しているDAISY図書「わいわい文庫」を独自のポータルサイトにまとめて利用する例を紹介してきました。
この「わいわい文庫」は、一つのCDにいくつかの図書を格納した状態で提供されているのですが、目的の図書を探して再生するまでに[CDを探す]→[パソコンにCDを入れる]→[目的の本を開く]という手順が必要になります。また、iPad等でも利用はできますが、あらかじめ図書データをiTunesで転送しておく必要があり、なにか良い運用方法はないかと考えていたところでした。

そこで、センター内からのみアクセスできるオリジナルのポータルサイトを作成して、視覚的・直感的に探しやすくしたのが今回の紹介内容でした。
これによって一箇所にデータをまとめておけば、どの端末からもアクセスできるようになり管理しやすくなっています。

「抱っこスピーカーHug Me」で振動フィードバック

「抱っこスピーカーHug Me」も今年に入ってから購入したものです。柔らかい素材でできたスピーカーで、その名の通り抱きかかえて使うことを想定したものです。
抱きかかえることでスピーカー部分が耳に近づくことで聞き取りやすくなりますし、同時にスピーカー自体が振動するので音と振動の2つの刺激を感じることができます。
本来はこのように音楽を楽しむためのものですが、今回は視線入力ソフトEyeMoTシリーズと組み合わせて振動フィードバックとして使う例を紹介しました。

EyeMoTで的を撃ち抜くと、ゲーム内の映像や音だけでなくスピーカーが強く振動して結果をフィードバックしてくれるので、よりわかりやすくなります。
当センターでは「抱っこスピーカーHug Me」を使っていますが、振動フィードバック用に作られている「EyeMoT ソニック」という機器は更に強い振動フィードバックがあるのだとか…!今後要検討ですね💡

iPadの上で転がして使う「デジコロ」

最後はiPadのアプリと組み合わせて利用する知育おもちゃ「デジコロ」です。
緑色のボールに黒いイボイボがたくさんついた特徴的な見た目をしていますが、この黒い部分一つ一つが導電性ゴムになっていて、タッチペンの先端がたくさんついている感じです。

iPadでデジコロアプリを開き、画面上でデジコロを手のひらで転がすことで様々な反応が楽しめるようになっています。
本体は電源も不要のシンプルなものですが、これが逆にわかりやすくていいみたいです。

たまたま見つけて購入したものだったのですが、展示してみたところ参加者の反応もよく、思った以上に好評でした。
アプリは無料、本体もAmazon等で3,000円程度で購入できるため、他の療育機器に比べると手を出しやすいのも利点です。


最後に

当日は非常に暑い日となりましたが、そんな気候の中多くの方にご参加いただけました。
機器展示自体は2時間ほどでしたが、当センターのブースにも常に参加者訪れており、皆さんの関心の高さが感じられました。
多くの方に興味を持って話を聞いていただけたことを嬉しく思います。

興味を持って当センターのブースに立ち寄ってくださった皆様、展示参加にお声掛けくださったマジカルトイボックスの皆様ありがとうございました!