島田療育センター第21回公開シンポジウムのお知らせ~講師の紹介①~
島田療育センターでは毎年、専門家をお招きして公開シンポジウムを行っています。
多くの皆さまに支えられ、今年度で21回目を迎えます🏆
令和6年2月10日(土)に開催する第21回目は、障害を持つ方の「教育」と「就労」がテーマです🍀
テーマ:『障害を持つ者の教育と就労ー「私」の物語から考えるー』
このブログでは、講演をお願いした講師についてご紹介します。
長くなりますので、まずはじめにテーマのうち「教育」についてお話ししていただく、
榊原 洋一 様をご紹介します。
榊原 洋一 氏
(お茶の水女子大学名誉教授/小児科医)
小児科医として多くの患者さんを診察されたご経験を踏まえ、
「障害を持つ者の学びと遊びを考えるー何故、学校? 個別課題からシステムへー」と題しお話しをいただきます🤗
榊原氏は、昭和51年に東京大学医学部をご卒業され、東京大学附属病院・ワシントン大学等にご勤務されたのち、
お茶の水女子大学大学院教授、同大学理事・副学長を経て、現在はお茶の水女子大学名誉教授でいらっしゃいます。
当センター院長の久保田雅也とも親交があり、講師をしてくださることになりました。
今回は久保田よりご紹介させていただきます✨
私が1986年に医師になり、東大小児科に入局したとき、榊原先生は神経班を統括する立場におられた。私は学生時代から神経学なら何でもやってみたいと思っていたが、初めて受け持った患者は、Rett症候群と交互性片麻痺の患者であり、見たことも聞いたこともなかった。今でこそ両疾患は原因遺伝子も判明しているが、当時は文献も少なく、あっても今のようにすぐ手に入る状況ではなかった。その後、点頭てんかんの新規発症の患者さんを受け持ち、榊原先生の指導でACTH療法を行い、過去の東大小児科の点頭てんかんをまとめる機会を与えられ、1987年インドネシアで行われたアジアオセアニア小児神経学会で発表することができた。その後、何度も海外の学会にご一緒することになった。先生の小児神経学にとどまらない広い視野と国際性には私の狭い臨床がいつも大きな影響を受けている。「治せないときに」何ができるかという神経学に携わる者について回る問いへの近づき方もこの間ずっと教えてもらっているような気がする。今回は障害を持つものと教育に関して発想豊かなお話が聞けることを楽しみにしている。
昨日、榊原先生と打ち合わせをさせていただきました。(Zoom、オンラインです)
院長久保田も同席され、打合せのあと、
榊原先生について”きわめて優秀な方で、そのうえ周囲へもよく気配りをしてくださる先生”と話していました。
申込方法はこちら😊
さて、榊原先生には「不登校」についもお話ししてくださる予定です。
今回のテーマである、”障害のある方”だけが、不登校になるわけではありませんので、
榊原先生のお話しは
障害のあるなしに関わらず、学校へ行けない・行きたくないお子さんをお持ちの保護者の方にも
ヒントになる学びが得られるのではないでしょうか。
講演中はご質問やご意見を募り、質疑応答やパネルディスカッションでお答えする予定です🍀
ご関心あるかたは当センターHPをご覧ください✨
(お申込みはPeatixからしていただきます)
https://www.shimada-ryoiku.or.jp/tama/event/sympo21