ことばのこと。
新しい年度が始まり、そろそろ2ヶ月です。
疲れも出始める時期ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
前回のお話は、
「心と体」の成長についてのお話でした。睡眠が大切という話。
わたしも最近、
早寝早起きを、頑張り中です
22時~2時はお肌にとってもゴールデンタイムらしいですし
今回は「ことば」とはなにか、探ります。
そもそも、「ことば」ってどんなものでしょうか。
お子さんの「ことば」を育てていくために、「ことば」について知ることが大切です。
「ことば」は3つの要素でできています。
意味の理解(Language):りんご」とは何か理解すること。生活の中で、リンゴと接することで意味がわかるようになる。
コミュニケーション(Communication):「リンゴ」ということばを使って、周囲とやりとりをすること。
発語(Speech):「りんご」と発声すること。成長して舌の作りが整い、声を出す技術を身につけると、発語できるようになります。
大切なのは「発語」だけでなく、
「意味の理解」や意志表示など「コミュニケーション」全体です。
「発語」がわかりやすいので、
どうしても「はなしてほしい」「ことばがわかってほしい」
と思ってしまいますよね。
ただ、わたしたちのコミュニケーションを考えてみると…
コミュニケーションをとるときには、“お話”だけでなく、
視線や身振り表情など、
ありとあらゆる手段で分かりあおうとしますよね。
実際、わたしたちは情報の80~90%を視覚情報(から見た情報)に頼っています。
このことを考えると、
からの情報である「発語」だけでなく、
からの情報である「身振り・表情・視線」なども
たくさん使ってコミュニケーションを楽しんでいることは、
とっても理にかなっていますよね。
お子さんとのコミュニケーションも
ことばだけにとらわれず、
視線や表情、身振りを使いながら、
やりとり自体を楽しみ、育めるといいですよね。
やりとりを楽しみながら、
もっと聞きたいもっと話したいという気持ちを育て、
ことばの理解や発語の育ちをさらに促していけるといいですね。
まとめ
ことば=意味の理解+コミュニケーション+発語
ことばだけでなく、視線や表情、身振りなどさまざまな手段を使って、
コミュニケーションを楽しみながら、
コミュニケーション全体を育みましょう。
″ことばを上手に話す“ことよりも、
”伝えたい気持ち“をまずはしっかりと育んでいけるといいですね。
今回はことばの概要についてのお話しでした。
次回は、「さて、ではどういうことばかけがいいのかな?」
という内容をお伝えできればと思っています。
参考図書:『ことばの遅れのすべてがわかる本』中川信子(監修),講談社.
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません