教育・研修・キャリアアップ
先輩に見守られながら、看護実践をスタート

島田療育センターでは一般的な看護知識・技術習得のための研修に加えて、各専門職によるさまざまな専門知識・技術のオリエンテーションがあります。採用後の1年目・2年目・3年目は他職種と一緒に受ける研修があり、看護の専門的研修も別で設けています。各病棟内でも勉強会などを定期的に行い、スキルアップを支援しています。最初の1年目はプリセプターシップと共に「療育部教育支援システム(RESS)」という病棟職員全員が新しい職員の教育を支援していく方法をとっていて、新人の成長を見守ります。
目 的
- 重症心身障害児(者)を理解し、療育チームの一員として職種間の役割を十分に果たせるようになる
- 常に向上心をもち、自己研鑽できるスタッフを育成する
- KOMI理論を使って、看護が円滑に実施できる
KOMI 理論
ナイチンゲール看護思想を基盤とし、看護や介護の本質をより明確に提示しようとする実践理論。
KOMI ケア理論の全体像
- 目的論:ケア(看護・介護)とは何か
- 対象論:ケアの対象である人間を、“生活している人間”として見つめる
- 疾病論:人体の構造や機能、さらに病気や症状をケアの視点で見つめる
- 方法論:ケアワーク展開の道筋を示す
- 教育論:専門職教育のあり方と方向性を解く
- 管理論:組織・管理のあり方と方向性を解く
- 研究論:実践の発展、また実践を豊かにするための研究のあり方と方向性を解く
年間スケジュール

研修内容
- 重症心身障害児者の医療
- 重症心身障害児者のケアについて
- 医療ニーズの高い利用者の療育について
- 重症心身障害児者の理学療法
- 重症心身障害児者のADL
- 重症心身障害児者の食事コミュニケーション
- 重症心身障害児者の摂食援助
- 重症心身障害児者の遊び感覚障害スヌーズレン
- 入所利用者の生活教育について
- 肺理学療法について
- ME機器の取り扱いについて
- 接遇について
- 事故防止について
- 感染対策について
- 防災救命救急について
- 入所利用者のサービスと地域支援について
- KOMI理論とそのシステムの使い方について
など