先輩の声

先輩の声

島田療育センターで活躍している先輩看護師はさまざまな思いをもって、日々利用者様に接し、自己研鑚に努めています。先輩たちの声から、重症心身障害看護へのやりがいを感じてください。

Message 
 [先輩×新人] 先輩看護師:林さん(左) / 新人看護師:市原さん(右)

[先輩看護師]結婚を機に就職、子育てをしながら働いています。

私自身、結婚を機に島田療育センターに転職し、現在は二人の子供の子育てをしながら常勤として働いています。妊娠中は体調に合わせた業務にしてもらい、出産に備える事が出来ました。また、出産後は子育てと仕事を両立できるようにフレックスタイム(9:00~15:45)したりして楽しく療育ができています。子供の体調不良時などは休むこともありますが、周りのスタッフに支えられ、常勤で働けることに感謝しています。ママさん看護師さん一緒に働きませんか?

[新人看護師]利用者様から元気やパワーをもらいながら働けます。

大学病院で1年間働いた後、業務的な医療提供だけではなく利用者様のよりよい生活のために寄り添ったケアをしたいと志して入職しました。施設全体としては先輩方が利用者様に愛情を持って接している姿がとても素敵で、いつも尊敬しています。

利用者様一人ひとりの個別性が高いので、先輩方の経験や知識をお借りして、焦らず少しずつ学ばせていただいています。もちろん、利用者様の生活の場であるという点で、プライバシーや感染に対する意識は病院とは違いますが、利用者様を知ろう、理解しようという姿勢さえあれば、日々利用者様から元気やパワーをもらいながら働くことができると思います。

入職して7ヵ月立ちましたが、仕事だけでなくプライベートで辛いことがあっても職場に相談できる環境です。さらに、利用者様から元気をもらって帰ってくるような日もあり、充実した生活を送ることができています。いつも利用者様の笑顔から元気をもらっている分、私も利用者様のより良い生活のために一人前を目指して努めていきたいと思っています。

Message 下柳さん/3病棟/2014年入職

学童から青年までいる病棟で、子どもたちへの教育にも触れながら看護に携わっています。

両親が教員だったという家庭環境から、学生時代、私には教職に就くことが夢だった時期がありました。

現在の職場である、学童期から青年期の利用者様が多く生活する病棟では、入所しながら東京都立特別支援学校多摩桜の丘学園の分教室に通う生徒がいます。病棟で生徒が授業を受けている光景を見るのが楽しみになっていて、日々「できたね!」「すごいね!」という言葉がたくさん聞かれ、思わず側から授業中に声をかけてしまうこともしばしば。病棟には分教室を卒業した利用者様も多く入所しており、みんなで音楽や授業の雰囲気を楽しんでいる様子もみられます。この成長を見届けられるのは、自分が勤務している病棟ならではだと思います。

今では夢も変わりましたが、看護師として一般病院での経験を活かしつつ、利用者様がもっている力を活かせるようにこれからもサポートしていきたいと思います。

Message 二宮さん/2病棟/2022年入職

利用者さんたちの純粋さや強さにふれることで、自分自身も成長できます。

こんにちは。私はこの島田療育センターに就職して3年目となります。重症心身障害児施設で働くことは初めての経験です。初めは緊張と戸惑いが多く、不安に思う日々が続いていましたが、日々の関わりを通じて、利用者さんたちの純粋さや強さにふれることで、自分自身も成長していくことができました。特別なニーズを持つ方たちとその家族に寄り添い、日々のケアを提供するという貴重な役割を担うことがやりがいとなっています。重症心身障害児者の看護は、日々のケアにおいてはチームワークとコミュニケーションが鍵となります。最初それにとても戸惑いましたが、常にお互いを支え合い、島田療育センターの利用者さんたちに最高のケアを提供することを目指していきたいと思っています。

Message 畠山さん/2病棟/2021年入職

引っ越しを機に就職。利用者様の笑顔が仕事の原動力になっています。

私は引っ越しを機に島田療育センターに転職し、現在子育てをしながら常勤として働いています。当センターでは、仕事と育児が両立できるようにさまざまな制度が整えられています。その中でも私は夜勤免除と育児時短勤務の制度を利用しながら仕事と育児の両立を図っています。また、保育園の都合で土日のお休みを考慮していただくこともあり、上司や共に働く職員の協力をいただきながら働けることに感謝しています。

利用者様は自ら体調不良を訴えることが困難である方がほとんどです。そのため、日々関わる職員の観察力が非常に大切になってきます。日々の些細な変化に気づくことができるように、まずは普段の利用者様の状態を把握することが大切です。ですので、看護師だけではなく療育士(介護福祉士、保育士など)やリハビリスタッフなど他職種と連携をとることも必要となってきます。また、当センターでは医療的ケアのみならず、遠足やドライブ、クリスマスなど利用者様の生活がより良いものとなるようにさまざまなイベントがあることも魅力の一つです。職員間でコミュニケーションを取りながら、利用者様のことを考えながら計画・準備をすることが楽しいです。イベントはもちろん、普段生活する中での利用者様の笑顔が、私の仕事の原動力になっています。

Message 大塚さん/7病棟/2021年入職

より深みのある看護を学べる。キャリアアップが目指せる職場です。

島田療育センターでは研修に力を入れており、中途採用の私にも初めは基礎研修を受けて、病棟に配属になったので、不安なく仕事をすることができました。

現在は日本重症心身障害福祉協会認定 重症心身障害看護師取得を目指して東京都重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修を受講しています。日々自己を見つめ直す機会になり、自分がレベルアップしたと感じると、仕事にやる気と充実感が湧いてきます。結果、仕事が充実してくると、プライベートもメリハリをもって楽しむことができるようになりました。

施設では利用者様の生涯を通しての生活を見ていける場所です。一般的な看護技術だけでなく、生活も含めて考えていく必要があります。より深みのある看護を学べるところだと日々感じながら充実した仕事をさせてもらっています。