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Q

ことばは増え、おしゃべりになってきたのですが、数はまだ難しいようです。数を教えるには、どうしたらいいですか。

数字たち

 

A

 数の理解には、いくつかのステップがあります。テレビのチャンネルを「2ばん、みたい!」と言って変えたり、「いち、に、さん…じゅう!」と1~10まで順番に言えたとしても、「3個ちょうだい」には「?」となることも。子どもが数を本当の意味で理解するようになるには、数をかぞえる前にたくさんの経験が必要です。

 

  まずは分類。いろいろな玩具の中からミニカーだけを分けたり、ちょっと発展させて色や大きさ、用途で分けてみたり…。お片づけボックスを用意して「ブロックはこっち」「お人形はこっち」というのもいいですね。そうして子どもたちは「どっちが多いかな?」「こっちが少ない」、「こっちが大きい」「こっちは小さい」といった比較する目を身につけていくことができます。

 

  それから1対1対応も大切です。お皿にひとつずつお菓子を配ったり、家族の席にひとつずつコップを配る。おままごとでもいいし、お手伝いとして本物の食器を使っても楽しめそうです。1つの枠に1枚のシールを貼ることも1対1対応です。カレンダーに、お子さんが好きなキャラクターのシールを一つずつ貼っていく遊びもいいかもしれません。

数字を勉強する子ども

  1~10まで数を唱える力も必要です。最初のうちは4から先が言えなかったり、必ず8が抜けたり、なかなか言えないかもしれません。でも大丈夫!繰り返していくと子どもたちは自然と覚えていきます。お風呂の中で、あるいは階段を上りながら、手を叩きながらリズムをつけて言ってみるのもいいですね。いきなり1~10が難しければ、まずは1~3まで。次に5まで。そして8、最後に10まで、と少しずつ長くしてみるとよいかもしれません。

 

 お菓子やミニカー、お散歩で拾ったどんぐりなどなど…。ぜひお子さんの興味のあるもので、楽しく数えてみてください。

(言語聴覚士 池上 陽子)