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Q

授業や活動の中で、司会や発表など、人前に出る役割をやりたがらないお子さんがいます。どのように対応したら良いでしょうか?

焦る子ども

 

A

 人前でのスピーチは大人でも緊張しますが、学校の中でも発表などを嫌がるお子さんがいます。理由として、発表の仕方が分からない、失敗してしまうかもしれないといった不安が強いことが考えられますが、より不安が高まると、社交不安障害と呼ばれる症状がみられることもあり、デリケートな対応が求められる問題です。

ガッツポーズを取る子ども

  発表などを嫌がるお子さんの中には、注目されることへ不安を強く感じる子もいます。最初から大勢の友達の前に立って発表できなくても、友達に向けて発言することに少しずつ慣れていけると良いと思います。まずは班など少人数の中で、座りながらでも発表する機会を増やせると良いでしょう。クラスの中で発表する際には、班の友達と一緒に前に出て隣にいることから始め、短い台詞を言ったり、友達と交代で発表したりと、スモールステップで少しずつ出来るようになれば良いと思います。発表の仕方が分からず戸惑うお子さんには、事前に手順を確認するといった配慮も必要です。具体的には台本を用意する、友達の発表を見られるように順番を後にするといった手立てが考えられます。また、司会や発表をする機会があることを予め伝えられると、見通しが持てることで心の準備ができる子もいます。お子さんが『できた!』という体験を積み重ね、徐々に自信を持っていけるよう、少しでもできたことを褒めてあげましょう。一番大切なことは、お子さんにとって負担の少ないところから始め、決して無理強いをしないということです。

(心理判定員 足立 実)