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Q

体育があった日に体操服を学校から持って帰るのを忘れてしまいます。 家を出る前に何度も体操服を忘れないよう声をかけていますが、あまり効果がありません。

体操着を忘れる子ども

 

A

 忘れ物の対応は、その物を“扱う場所”・“扱うタイミング”でお子さんが思い出せるようなサポートが何より重要になります。ですから、例えば体操服袋に『体操服袋はランドセルに入れよう』などと書いたタグやカードをつけるなど、その場でお子さんが気づけるような工夫が有効です。また、学校の帰り支度の時に体操服を持ち帰ることを思い出せるよう、帰り支度をする際に必ず目にする物の目立つ部分(ランドセルのふたの裏、連絡帳の表紙など)に“持ち帰りリスト”を貼り、体操服など忘れず持ち帰る物を2~3個リストアップするといった方法もあります。お子さんの年齢や文字の習得度によって、カードやリストに写真やイラストなども併用するとより効果的でしょう。

 

  こうしたご家庭での対応だけで難しい場合は、やり方が定着するまでは担任の先生に協力をお願いすることも重要です。帰りの会で「お家に持って帰る物はいくつあるかな?」といった声かけをしてもらうなど、持ち物をチェックする機会を作ってもらうことで持ち物リストをより活用しやすくなります。

親指を立てる子ども

  また、持ち物管理は日々の積み重ねですので“体操服を持って帰れたらカードにスタンプがもらえ、スタンプが一定量貯まったら好きなアニメのDVDが見られる”などといったお楽しみを設定すると、より楽しくお子さん自ら積極的に取り組むことができます。こうした対応は、体操服以外の持ち物でも基本的には共通です。 あまり忘れ物が続くとお子さんの学習意欲や学校場面での自己肯定感などに影響を及ぼす場合もあります。失敗が積み重ならないうちのサポートが重要です。

(心理判定員 増冨 真耶)