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Q

お友達が遊んでいる玩具を貸してほしいのに、なかなか言い出すことができません。どうしたらよいでしょうか。

もじもじする子ども

 

A

 お友だちの遊んでいる玩具を、黙って見つめているお子さんがいます。この背景に、どのように伝えたら良いかわからない場合、自分の気持ちを伝えることが苦手な場合があると思います。

 

  まず、玩具を貸してほしいことを、お友だちにどのように伝えたら良いかわからない場合についてです。大人は、お子さんの気持ちを汲み取って、どのように言ったら良いのかを教えてあげることが大切です。この場合には、「“貸して”って言ってごらん」などと適切な言い方を教えてあげましょう。その後は、「何て言うんだっけ?」と尋ねるなど、徐々に手掛かりを減らしていき、確実に言えるようにサポートしてあげましょう。そして、お子さんがお友だちに上手に言えた時には、忘れずに褒めてあげることも大事です。

頑張る子ども

  次に、お友だちへの伝え方がわかっていても、自分の気持ちを伝えることが苦手な場合についてです。この場合には、最初は大人が一緒に言ってみると良いと思います。また、大人がお友だちの役になり、「貸して」と言う練習をすることも一つの方法です。大人と練習して、スムーズに言えるようになったら、実際にお友だちに言う機会を設けて、大人が手伝いながら言えるようになると良いと思います。大人が手伝いながらでも、お子さんが言えた場合には、言えたことを大いに褒めてあげましょう。自信がないためにお友だちに気持ちを伝えることが苦手なお子さんも、大人が手伝いながら「言えた!」という成功体験を積み重ねることが大切です。

(心理判定員 中村 ひろみ)