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Q

いよいよもうすぐ1年生。就学にむけて、子どもに何を身につけさせたらよいでしょうか?

ランドセルと子ども

 

A

 梅の花に遠くない春を感じるこの時期、年長の子どもたちがとまどうことなく4月からの新しい小学校生活をスタートできるようにと願うのは、ご家族や園の先生方に共通する思いです。なかには、「授業中ずっと座っていられるようにならないと」「1人で朝のお支度ができるようにならないと」とお考えの方もいるかもしれません。 けれども、発達のステップを数段抜かしでのぼることはできません。むしろ、子どもへの要求水準を急に高くすることは、子どもにも大人にも負担を強いることになりかねません。どのお子さんも、長い集団生活の中で、確実に一段ずつのステップを積み重ね、成長されてきたのではないでしょうか。小学校に行っても、その歩みは続いていきます。ですから、子どもがもう少しで身につけられること、その子の発達にとって次のステップとなることを見つけ、あせらず取り組んでいきましょう。

 

  むしろこの時期大切なのは、一人一人の子どもの得意なところとまだ練習中のところを把握し、「時計の針で予告してあげれば遊びから切り替えられる」「困ったことがあったら先生に助けを求めるよう練習している」など有効な手助けの方法を再確認すること。園の先生や療育担当者と、「就学支援シート」や、子どもの様子や配慮の必要な点をまとめた「サポートブック」などのツールを使って振り返ってみてもよいでしょう。

卒園する子ども

 

  もし、何かを身につけさせてあげるとしたら…「お友だちとたくさん遊べてよかったな!」「先生にいろんな遊びや工作を教えてもらってよかったな!」「小学校に行っても楽しく勉強したいな!」と子ども自身が達成感をもって卒園できること、つまり『自信』『意欲』を身につけさせてあげられれば何よりだと思います。

(心理判定員 眞田 恵)