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Q

こだわりが強く困っています。洋服は車の絵が描かれた物しか着ません。スーパーに行く時には必ず同じ道を通りたがります。どうしたらいいでしょうか?

困った子ども

 

A

 広汎性発達障害・自閉症のお子さんの中には、「いつもと同じじゃなきゃイヤ」という「こだわり」といわれるような行動が見られる方がいます。いつもと同じ物を身につけたり、いつもと同じ手順が行われることで「いつもと同じだから、怖くない。大丈夫」と安心できるのです。ですから、まずはその行動が本当にご本人や周囲の不利益になっているのかを確認してみてください。もしも、ご本人の生活や活動の妨げになったり、周囲の人の迷惑になっていないのであれば、ご本人の気持ちの安定のためにも受けとめてあげてほしいと思います。

満足した子ども

  ですが、「こだわり」が本人や周囲の不利益になったり、どうしても受け入れられない場合もあります。そんな時は「いつならいいのか」「どこならいいのか」など時間帯や場所を限定したり、似たような行動で受け入れられる行動に変えたりすることから始めてみましょう。どうしても車の絵のついた洋服ではいけない用事がある日もありますよね。そうしたときは、下着や靴下など目立たないところに車の絵があるなど、お互いに納得できるような方法を考えられるといいですね。

 

  いろいろ工夫してもどうしてもこだわり行動が強く、ご本人も周囲の人も疲れ切ってしまうようなときもあると思います。そうしたときには、地域の相談機関や医療・専門機関に相談してみてください。支援する側も「こだわり」にこだわらず、楽しみながら少しずつ興味や活動の幅を広げていけるといいですね。

(心理判定員 清水 宏子)